こんにちは、湯藤レイです。
10月も本日で終わりですね。
例年であれば、ハロウィンナイトということで、若者たちが仮初めの姿に身を包み、渋谷を中心に構成された大規模集会に繰り出していたわけですが、このご時世だとやはりそのような密なイベントはできないようで。
しかし今ではInstagramやらTikTok等のSNS媒体がありますし、どうぶつの森なんかもコミュニティの一つになっていますよね。気軽にコスプレもできますし、皆さんもオンラインハロウィンを楽しんでいることかと思います。
さて今回は、ハロウィンのコスプレにちなんで、セラピストが見せる七変化と、そこに見るセラピストの松竹梅についてお話ししたいと思います。
セラピストには、様々な能力が必要だと僕は考えています。
外見やマッサージ技術はもちろん、風俗である以上性感技術も欠かせません。
しかし、それらの能力が揃っていたら誰もが予約したくなるセラピストになれるのか、というと……答えはNOです。
僕は、セラピストに最も必要な能力は、「相手の考えていることを汲み取り」、「相手の望んでいるものを提供できる」こと。これに限ると思っています。
女性のニーズは、男性よりもはるかに多様だと感じます。
例えば、「イケメン」という言葉。
この言葉って、男性の想像以上に多様な意味合いを持っていると思います。
好みが違えば、「イケメン」が指す顔の造形も変わってくる。
そうなると、ある人にとっては「イケメン」でも、別の人にとっては、「非イケメン」である、ということが起こりうるのです。
しかし、「塩顔イケメン」が「ソース顔イケメン」になることは容易ではありません。
※もちろん、外科手術で強制的に造形を変えることや、メイクで見せ方を変えることはできますが、前者はインパクトは大きくても柔軟性が無い、後者は柔軟性はあってもインパクトは小さいですよね、まさに一長一短です。
こう考えると、なかなか外見のニーズに対してはなかなか応えられるものではないですね。
おっと、話が脱線しました。
時を戻そう。(ぺこぱ風)
女性のニーズは多様だ、という話です。
となると、その女性をお客様として仕事をしている僕たち女性セラピストに必要な能力は、「相手の考えていることを汲み取り」、「相手の望んでいるものを提供できる」と言えるわけです。
実は、1つ目に挙げた「相手の考えていることを汲み取る」能力の重要性については、以前の記事でも語らせて頂いております。
そこで、今回は2つ目に挙げた「相手の望んでいるものを提供する」能力について、語っていこうと思います。
「相手の望んでいるものを提供する」ということは、相手に合わせて自分が提供するものを変えるということです。
これは服装や髪型などの外見的なところから、マッサージや性感などの技術的なところまで、相手に合わせて変えていくという非常に慎重な作業であり、同時に非常に難しい作業です。
もちろん、普段から完璧にその作業ができるようように努力を重ねているセラピストもいます。
が、このようなセラピストさんは非常に短命です。
何故なら、疲れてしまうから。それに尽きます。
あるべき論で言えば、お金をもらっているのだから普段からそのような努力を重ねて万全の状態でお客様と対峙すべき、です。
だけど、仮初めの姿を都度都度作り上げる作業って、なかなか大変です。
そして、お客様から見てもこの「完璧なコスプレ」はどうなんでしょう。
なんだか、回数を重ねるうちに、虚しくなってしまうのではないかなと思うんです。
もちろん、始めは「自分の理想のセラピスト」として目の前にいる相手に対して、大満足することでしょう。
けれど、その七変化ぶりは、口コミなどで明らかになります。
相手のニーズに合わせてコスプレを変えるわけですから、当然ですよね。
でも、そんな七変化口コミを見たお客様はこう思うでしょう。
「ああ、私に見せてくれていたのは、仮初めの姿だったんだな」と。
もちろん、僕たちセラピスト自体が非現実的な仮初めの存在と言われてしまってはそれまでなのですが、でも出来る限り自然体な「自分自身」で向き合いたい……そんな風に僕は思いますし、そう思うセラピストも多いのではないでしょうか。
そう考えると、「相手の望んでいるものを提供する」ということを「七変化」によって実現しているセラピストが、最上級に理想的なセラピストではないのかもしれない、という疑問が生まれてきます。
では、湯藤の考える最上級のセラピストとは、一体どんなセラピストなのか。
最後に、僕の考える「セラピストの松竹梅」をお話ししようと思います。
セラピスト(赤点):
相手の望んでいるものを提供できない
セラピスト(梅):
1,2,回は相手の望んでいるものを提供できるが、その後ぼろが出る
お客様を選ぶ(自分が望んでいるものを提供できる人をセラピストが制限する)
セラピスト(竹):
七変化を完璧にこなし、いつまでも相手の望んでいるものを提供し続ける
セラピスト(松):
自分を無理に変えなくても、相手の望んでいるものを提供することができる
どうですか、このセラピスト(松)。
え、なにそれ、って思う方もいると思います。でも、恐らくユーザーさんの中には、思い当たるセラピストさんがいるのではないでしょうか。
では、セラピスト(松)とは、どんな人なのか。
それは、「人間力」の高い人、だと思います。
外見などの表面的なところでもなく、技術などの小手先のところでもなく、もっと真髄の、本質の部分。
ここで勝負できる人は、自分を過度に飾ることなく、相手の望んでいるものを提供することができる……そんな気がするのです。
僕は、このセラピスト(松)を目指し、日々人間を磨いていこうと思っています。(まだまだ道半ばですが、頑張ります)
以上、湯藤レイでした!